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「レ・ミゼラブル」 原作にでてきた日本
パリが舞台の「レ・ミゼラブル」の原作中に、日本が登場してました!

まずは4巻 第3章の、コゼットの部屋のしつらえの中に

「飾り棚、本箱に金縁の本、文具箱、吸取紙、真珠母をちりばめた仕事机、
金鍍金の文箱、日本陶器の化粧道具 などをおいた。」


そして、バリケードでプルーヴェールが詠んだ詩の中にも

「二人の庭は、チューリップの鉢
 君はスカートでガラス窓を覆った、
 僕は白色粘土の椀を取り、
 君には 日本の茶碗 を渡した。」

 

バルジャンがコゼットのためにそろえた
「日本陶器の化粧道具」とは、いったいどんなものだったのでしょうね?
原文では la toilette en porcelaine du Japon

検索したら、トイレが出てきたんですけどw
「toilette en porcelaine」で画像検索 → http://bit.ly/10XsqeF

porcelaine は陶器で、toilette はお手洗いということなので、
たしかにトイレもあるけれど、江戸時代の日本にはまだ陶器のトイレはないでしょう。
たぶん、トイレ画像の間にいくつか見える 洗面器(面盆)や水差し、
またはコップやボトルなどの洗面道具のことだと思われますが・・・。

ヨーロッパに輸出されていた陶器といえば、たぶん有田の磁器のことでしょう。
有田焼は、17世紀に王侯貴族の間で大流行したものの、18世紀中頃に輸出停止となり、
19世紀中頃に万博開催でようやく輸出再開となったそうです。
有田焼の歴史 → http://bit.ly/16lp3jn
ということは、鎖国中の1830年頃の有田焼といえば、
17〜18世紀初めに輸入されていた骨董品で、かなりの高級品だったことでしょう。
バルジャンからコゼットへの、大きな愛情が感じられます。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

一方、プルーヴェールの詩は、la tasse en japon
tasse は英語では cup なので、有田焼のカップのことかな・・・

・・・と思ったのですが、よく見たら、こちらは japon が小文字。
ということは、これは漆器かもしれない???
南蛮漆器物語 → http://bit.ly/Yj2zNU
蒔絵・螺鈿のコーヒーカップとは、いかにも高級そうです。

でもこれ、貧しい恋人たちの詩なので、そんな高級品は似合わないでしょう。
豊島与志雄訳でも「瀬戸の皿」になっているし、やっぱり陶器か?
前の行に出てくる jupon(ペチコート)と韻を踏むための、単なる言葉遊び?

・・・まあ、べつに、どちらでもいいのですが、
死期を前にしたバリケードの中で、プルーヴェールが口ずさみ、
ABCのメンバーも聞いた美しい詩の中に、日本が出てきたことが嬉しいです!

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

レミゼラブルが書かれた1962年は、ジャポニズムが流行り始めていた頃らしいので、
ユゴーも流行を取り入れてみたのでしょうかね?
コゼットやマリウスも、パリ万博を見に行ったのかも。
ジャポニズム Wikipediahttp://bit.ly/92858X

ユーゴーも東洋の陶磁器が好きだったようです。
ヴィクトル・ユーゴー記念館の中国風サロン
みごとな陶磁器のコレクションです。
見に行きたい!


posted by: 風子 | 「レ・ミゼラブル」原作 | 22:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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